TBSの林先生が驚く初耳学で、衛星仮説について出題させて頂きました。1989年英国で提唱された概念で、長男長女は末っ子よりアレルギー疾患になりやすいというものです。きれいすぎる環境ではアレルギー疾患になりやすいということにつながります。つまり、末っ子は長男長女からのウイルスや細菌の曝露があるのに対し、長男長女は、ウイルスや細菌の曝露が少ないきれいすぎる環境なのです。リンパ球はTリンパ球とBリンパ球に、更にTリンパ球はウイルスや細菌と戦うTh1リンパ球、アレルギーに関与するTh2リンパ球に分かれます。きれいすぎる環境ではTh1リンパ球は使われず、Th2リンパ球優位となり、アレルギー疾患を発症しやすいのです。
林先生はみごとに答えられ、初耳学には認定されませんでした。
肥満と兄弟の関係に関しては、以前、共演して頂いた産婦人科医の丸田 佳奈先生が出題していらっしゃいました。
2月26日