3回目のコロナワクチン接種 NHK ニュースウオッチ9

NHK ニュースウオッチ9で、3回目のコロナワクチン接種に関して、コメントさせて頂きました。当初2回目接種終了から8か月経過してから3回目接種とされていたものが、6か月に短縮されるという報道に関してです。その後、厚生労働大臣から基本的に8か月、感染状況によって6か月という方針が発表されました。

自治体も8か月でワクチン接種を計画しております。医療従事者でも大病院は12月から、クリニックは1月から、高齢者は2月からがおおよその目安としております。11月中旬から前倒しするのは準備がたいへんです。しかし、第5波の感染爆発の状況での辛い日々を考えれば、第6波をなるべく低い波で抑えるためでしたら、ワクチンさえ供給されれば、土曜日、日曜日でも接種させて頂きます。

発熱外来で急変する患者様たちを診療するより、3回目のブースター接種を頑張る方が、医療従事者としてもずっと気が楽です。3回目接種を希望する方々へのワクチン接種が第6波が来る前に可能となることを切に希望いたします。

11月22日






誤嚥性肺炎を防ぐために 週刊文春

誤嚥性肺炎を防ぐために、週刊文春でコメントさせて頂きました。

誤嚥性肺炎は飲食物の誤嚥より、夜間寝ている間に、口腔内細菌を含んだ唾液や逆流した胃酸を誤嚥して発症することが多いのです。

対策の一番手としての肺炎球菌ワクチンは13価のプレベナーと23価のニューモバックスがあります。プレベナーは免疫記憶のあるワクチンですべての年代で接種可能となり、私も2020年に接種いたしました。ニューモバックスは5年以上は効果が持続し、65歳、70歳、75歳など5年間隔の年に、生涯で一度だけ自治体の補助を受けられます。

口腔ケアも有効です。口腔内細菌を減少させれば、唾液を誤嚥しても病原性細菌は少なくてすむわけです。

コロナ禍で人と話す機会も減り、電話でなくメールやラインを多用する時代ですが、声を出すことも、喉周囲の筋力低下の予防となります。一人暮らしの方でも音読はお勧めだと考えます。

11月14日