絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理 コロナ対応版 日経ビジネス人文庫

 “絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理 コロナ対応版”を日経ビジネス人文庫から上梓させて頂きました。2019年に出版させて頂いた日経BPからの“絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理” のコロナ対応版として、大幅に修正、加筆いたしました。

コロナに関するデータ、話題、論文は毎月どころか毎週のように変わってまいります。体調管理も2021年12月現在にあわせて、私が実践しているもの、論文としてエビデンスのあるものを記載させて頂きました。

お忙しいとは存じますが、御時間が許せば、参考にしていただければ幸いです。

12月5日



3回目のコロナワクチン接種 NHK ニュースウオッチ9

NHK ニュースウオッチ9で、3回目のコロナワクチン接種に関して、コメントさせて頂きました。当初2回目接種終了から8か月経過してから3回目接種とされていたものが、6か月に短縮されるという報道に関してです。その後、厚生労働大臣から基本的に8か月、感染状況によって6か月という方針が発表されました。

自治体も8か月でワクチン接種を計画しております。医療従事者でも大病院は12月から、クリニックは1月から、高齢者は2月からがおおよその目安としております。11月中旬から前倒しするのは準備がたいへんです。しかし、第5波の感染爆発の状況での辛い日々を考えれば、第6波をなるべく低い波で抑えるためでしたら、ワクチンさえ供給されれば、土曜日、日曜日でも接種させて頂きます。

発熱外来で急変する患者様たちを診療するより、3回目のブースター接種を頑張る方が、医療従事者としてもずっと気が楽です。3回目接種を希望する方々へのワクチン接種が第6波が来る前に可能となることを切に希望いたします。

11月22日






誤嚥性肺炎を防ぐために 週刊文春

誤嚥性肺炎を防ぐために、週刊文春でコメントさせて頂きました。

誤嚥性肺炎は飲食物の誤嚥より、夜間寝ている間に、口腔内細菌を含んだ唾液や逆流した胃酸を誤嚥して発症することが多いのです。

対策の一番手としての肺炎球菌ワクチンは13価のプレベナーと23価のニューモバックスがあります。プレベナーは免疫記憶のあるワクチンですべての年代で接種可能となり、私も2020年に接種いたしました。ニューモバックスは5年以上は効果が持続し、65歳、70歳、75歳など5年間隔の年に、生涯で一度だけ自治体の補助を受けられます。

口腔ケアも有効です。口腔内細菌を減少させれば、唾液を誤嚥しても病原性細菌は少なくてすむわけです。

コロナ禍で人と話す機会も減り、電話でなくメールやラインを多用する時代ですが、声を出すことも、喉周囲の筋力低下の予防となります。一人暮らしの方でも音読はお勧めだと考えます。

11月14日





倉持仁先生のコロナ戦記

倉持仁先生のコロナ戦記を拝読させて頂きました。東京医科歯科大学前学長の吉澤靖之先生との写真も掲載頂き、光栄でございます。

当クリニックもコロナ流行当初からPCR検査行い、COVID19と診断した患者数は約600名ですが、倉持先生は外来だけでなく、病棟も作り、人工呼吸器まで対応し、クリニックなのにコロナ病棟を有して

、コロナ診療に御尽力されました。PCR機器も6台購入して1日何百検体も対処、ロシュの抗体検査も機器購入して検査していらっしゃいます。

新型コロナ感染症がパンデミックとなってからのこの1年9か月を総括する内容で、今後に向けて勉強させて頂きました。


10月29日





これが最後の緊急事態宣言になりますように 東京新聞

東京新聞で新総裁に望むことを取材頂きました。これが最後の緊急事態宣言になるために、第6波が来ても小さな波で終わるために、コロナでの在宅死亡がなくなるために、考えてしまいます。

第5波は過去最大に大きな波で、若い方々でも重症化しました。当クリニックで、第5波はPCR陽性274名、内ワクチン2回接種後のいわゆるブレークスルー感染は11名のみで、皆軽症でした。残りの263名のうち、約10%の20名以上の患者様は、レントゲンで肺が真っ白になっていたり、意識消失したりで、クリニックから救急搬送した方々、自宅で酸素飽和度が90%以下まで低下して救急要請してもベッドがなくて救急隊が帰らざる負えなかったため、私が酸素濃縮器を手配した方々です。

ワクチン接種がすすんだことはとてもありがたいことです。抗体カクテル療法もできるようになってまいりました。待望するのは、軽症患者用の内服治療薬の開発です。ファイザー、ロシュ、メルク、塩野義製薬が開発中です。経口薬が年末年始に向けて開発されれば、2022年は元の生活に少しずつ戻ってくるのではないかと期待してしまいます。

9月28日



知恵セブン3 コロナの今後

 知恵セブン3でコロナの今後に関してコメントさせて頂きました。

現在、中等症II、重症者でのステロイドや抗ウイルス薬、ヘパリンなどの治療は確立してきました。

軽症者用にも、抗体カクテル療法が開始、更にGSKの抗体治療も認可される様子です。

待望されるのは、軽症者用の経口薬と考えます。インフルエンザのタミフルに相当する内服薬が開発されれば、ワクチンでの予防とともに治療薬もあってと、重症化阻止が可能になり、とても安心できます。

現在、ロッシュ、メルク、ファイザー、塩野義製薬が臨床試験を行っております。臨床試験を早く進めるために、該当患者様には御協力をお願いし、対応病院に御紹介させて頂ければ幸いです。

9月21日









TBSまるっとサタデー コロナの抗体検査

コロナの抗体検査に関して、TBSまるっとサタデーでコメントさせて頂きました。我々医療機関では、ロッシュまたはアボット社の試薬にて抗体検査は可能です。抗体価がワクチン接種後数か月で低下するという報告が出て以来、心配される患者様もいらっしゃいます。

ステロイドや免疫抑制薬などで抗体上昇しにくい患者様は、抗体が上昇していなければ、来年度の3回目ワクチン接種の際に、mRNAワクチンでなく、アストラゼネカ、ノババックス、国産ワクチンなど他の機序のワクチンに変更できる可能性を検討するということで意味があると考えます。

現状では、抗体価がいくつ以上で安全、いくつ未満でリスクというデータがないこと、すぐに3回目のワクチンを選べる環境にないことから、全ての方々が抗体価を調べても対応する手段がありません。更に、抗体価が低下しても細胞性免疫は残っています。

将来、データが出そろって、更にワクチンを選べる時代が来れば、健康診断の中で、抗体価測定ということもありえるかもしれませんが、現状は、抗体測定は一部の免疫低下した方々が有益だと考えます。

9月20日