酸素だけでなくステロイド+抗ウイルス薬の治療が必要 救急隊もベッド見つからずに搬送出来ない状況です 羽鳥慎一モーニングショー

羽鳥慎一モーニングショーで第5波のコロナ感染爆発の現状をコメントさせていただだきました。毎週50名以上の陽性者、陽性率50%も脅威ですが、最大の問題は、救急搬送依頼してもベッドがなく救急隊は帰ってしまう状況です。酸素飽和度90%未満で絶対に入院が必要でも、ベッドがなく、救急隊も困り果てていらっしゃいます。御自宅に酸素濃縮器をお届けし、一時しのぎで酸素吸入をして頂くことになりますが、この段階では、入院でのステロイド+抗ウイルス薬での根本治療が必要です。遅れれば死亡のリスクが高くなり、救命できても肺の線維化から後遺症が残る可能性もあります。

8月だけで、酸素飽和度が90%未満になった患者4例、救急搬送できなかった患者2例、搬送濃縮器をお届けした患者4例、すでに医療崩壊しております。

酸素ステーションの話がでているようですが、酸素療法は対症療法、この段階ではステロイド+抗ウイルス薬の投与が必要です。是非とも野戦病院、簡易ベッドでの医療行為可能施設をつくって頂きたいものです。

8月20日





NHKおはよう日本 第5波感染爆発

第5波は第3波よりも急速に悪化しております。発熱患者のお問合せは急増。発熱外来は通常の呼吸器診療後の18時30分から開始する限られた時間で行っております。陽性率も急増です。7月26日~31日は88例中42例陽性 陽性率47.7%。4連休前までは、会食している人がいる一方で、外食や会食なしで自粛して何処で感染したかわからず困惑している人が一定頻度でおりました。第5波では、緊急事態宣言の効果が出ておりません。デルタ株の影響もあるでしょうが、第3波や第4波より会食している方々が増加しております。オリンピックの影響か緊急事態宣言慣れか?肺炎でも自宅待機で入院出来ない方々が複数いらっしゃいます。クリニックで意識消失して救急搬送が必要になった患者様もいらしゃいました。ワクチン不足でもあり、無力感を感じます。せめて、自宅待機となっている肺炎患者さんの救済があればいいのですが。。。