過敏性肺炎『マサカの映像グランプリ』TBS

アスペルギルスによる過敏性肺炎に関して、TBS『マサカの映像グランプリ』でコメントさせて頂きました。
アスペルギルスは感染症とアレルギー両者を生じます。感染症で急性アスペルギルス症は免疫低下の方が罹患し、致命率50%と重症化します。慢性アスペルギルス症は間質性肺炎やCOPD、気管支拡張症のかたの壊れた肺で繁殖し、長い経過で喀血や血痰を生じ、死亡することもあります。
アレルギーとしては重症喘息や過敏性肺炎というアレルギー性肺炎を生じることがあります。日本ではトリコスポロンによる夏型過敏性肺炎が多いのですが、海外ではアスペルギルスをはじめとして多数のカビが報告されております。
カビから離れることが一番の治療で、リフォームや転居が必要となることもあるのです。

5月14日