花粉症シーズン到来 TV朝日中居正広のキャスターな会

花粉症シーズン到来してしまいました。TV朝日の中居正広のキャスターな会でコメントさせて頂きました。

昨夏の猛暑の影響で、スギとヒノキの大量花粉が報道されております。クリニックには1月中旬から患者様が来院、この数日は多くの花粉症患者様からお問い合わせを頂き、今シーズンは花粉症の方には辛い春になるかもしれません。また花粉症デビューしてしまう方も増加すると予想されます。

生物学的製剤であるゾレアは、元々難治性喘息の患者様に使用しておりました。3年前に、重症花粉症で認可されました。アレルギーを強力に抑えますので、とても有効ですが、高価なため、重症花粉症の方でも使用を躊躇います。IgE の数値と体重換算で、何本注射するか、2週間隔か4週間隔か決まります。保険3割負担で、今まで平均2~3万円していたゾレアが、薬価が4割近く低下したたため、平均1~2万円で可能になりました。とはいえ、高価な注射であり、抗ヒスタミン薬や点鼻ステロイドを使用してもコントロール不能な重症花粉症で、IgEのRASTでclass3以上でないと保険適応ではありませんので、慎重に検討してから、患者様とご相談させて頂きます。

2月12日






コロナワクチン追加接種とインフルワクチン NHK首都圏ネットワーク

コロナワクチンとインフルワクチンに関して、NHK首都圏ネットワークでコメントさせて頂きました。

年末年始のコロナ、インフル同時流行に備えて、皆様の意識が高くなってくださっていると思います。例年より早くインフルエンザワクチン接種のご予約を頂いております。

コロナワクチンもBA5と従来株の2価ワクチンが認可され、当クリニックでも10月22日から接種させて頂きます。10月22日には、同日にインフルエンザとコロナワクチンを接種される患者様もいらっしゃいます。

同時接種に心配な方は、1日でも2日でも間隔をあけて頂いてご案内しております。以前のような2週間の接種間隔は不要ですので、誤接種の心配もありません。

年末年始対策として、インフルエンザ接種とコロナワクチン追加接種を御検討頂ければ幸いです。

10月20日






寒暖差の体調不良 中居正広のキャスターな会

秋になって寒暖差の激しい日々が続いております。中居正広のキャスターな会で、寒暖差の体調不良に関してコメントさせて頂きました。

寒暖差アレルギーは医学用語では、血管運動性鼻炎。寒暖差の刺激で鼻炎となります。過去の研究では7℃の寒暖差で鼻炎を生じております。

秋は喘息の悪化する時期です。寒暖差だけでなく、ダニアレルギーも秋に喘息を悪化させます。温度25℃、湿度60%でダニは増殖します。夏に増殖したダニが秋に死ダニとなってまってしまい、吸入して喘息発作を生じるのです。

秋は食事は美味しい季節ですが、体調管理は難しい季節かもしれません。

10月15日




難治性喘息研究会

コロナ第7波のピークも越したようすので、以前からお話を頂いた、難治性喘息の研究会にお伺いさせて頂き、勉強させて頂きました。

広島の保澤総一郎先生の特別講演で勉強させて頂き、呼吸器専門医の先生方と生物学的製剤に関してdiscussionさせて頂きました。

コロナ感染契機で咳喘息を発症する方々も多く、喘息コントロール不良では辛い発作を生じる方々もいらっしゃいます。ガイドラインに沿って、吸入ステロイドを基本にしながらも、ステップ4の重症喘息で経口ステロイドが必要となるような患者様では、生物学的製剤でのコントロールで患者様のQOL改善が可能と考えます。

9月3日





パキロビッド処方に腎機能データが必須、新たな抗ウイルス薬は・・

2022年1月からラゲブリオが、5月からパキロビッドがクリニックでも使用可能になりました。特にパキロビッドはワクチン未接種の高齢者や基礎疾患のある方に対して重症化を90%低下させる素晴らしい薬です。報道ではパキロビッドは併用禁忌薬が多くて使用しにくいとされておりますが、臨床医なら併用禁忌薬を確認するのは難しくありません。パキロビッドはGFRという腎機能データによって、減量しないといけないのです。腎機能データの結果がわかるのは、大学病院でも採血から1時間後、クリニックでは早くても6時間後、通常は翌日になってしまいます。そのため、かかりつけ患者で数か月以内に採血した患者様か、数か月以内の健診結果を持参している患者様にしか処方しにくいのです。

当クリニックでは、ラゲブリオ130名に対し、パキロビッドは17名にしか処方できておりません。重症化リスクのある高齢者に処方しますので、パキロビッドを処方した17名中7名でGFR60以下の腎機能低下を認め、減量が必要となりました。やはり、ファイザーが適格性チェックリストの提出を求めるように、腎機能結果は必須なのです。

新たな抗ウイルス薬を使用できる日が待望されます。

新たな軽症者向け「新型コロナ飲み薬」の承認が待たれる理由(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

若い方でも受診控えは危険、コロナの検査してから自宅待機すべきだと考えます

羽鳥慎一モーニングショーでコロナ対応に関してコメントさせて頂きました。

発熱外来の逼迫に対して、駅前などに大規模検査センターを作って頂き、検査と医療を分けることをご提案させて頂きました。医療4学会が非高齢者が発熱しても4日間は受診を控えるように提言しましたが、これではリスクを伴います。若い方がコロナ陽性とわかれば自宅待機で宜しいかと思います。一方で病気はコロナだけではありません。最近でも、抗生剤の点滴が必要になった重症肺炎、胸膜炎、膿胸の患者様が複数名いらっしゃいました。本日は夏季休暇返上で発熱外来のみ行いました。30代男性が重症肺炎に脱水も加わって、検査中に意識レベル低下しました。外来でコロナ陰性を確認するとともに、点滴施行後、救急搬送で入院して頂きました。

コロナ陽性か陰性かを確認して、方針をたてやすくするために、発熱難民を出さずに、発熱外来の逼迫を生じないためにも、駅前などに大規模検査センターを作って頂き、検査と医療を分けられればと考えます。

8月9日














コロナ第7波 NHKニュースウオッチ9

コロナ第7波 NHKニュースウオッチ9でコメントさせて頂きました。

6月は落ち着いていたのが、7月では、若い方だけでなく、高齢者や基礎疾患有する方々の陽性者が増加しております。このため、この1週間で、重症化予防のメルクのモルヌピラビル1名、ファイザーのパキロビッド2名処方させて頂きました。

インフルエンザのタミフルやゾフルーザに該当する誰にでも処方できる治療薬、抗ウイルス薬がコロナでは現状認可されておりません。ワクチンで予防することが中心になりますから、3回目未接種の方は3回目接種を、高齢者や基礎疾患を有する非高齢者は4回目接種をご検討頂ければ幸いです。

7月8日