カビと呼吸器疾患 苫小牧民放

苫小牧民放にカビと呼吸器疾患の記事を掲載いただきました。近年の住居の温暖化で、
冬でも高温、多湿の状況になりえます。人間が住みやすい環境は、カビも住みやすいのです。
特に免疫低下さえた方は、アスペルギルス感染症のリスクら高まります。
冬はインフルエンザ対策で加湿器が重要なアイテムですが、湿度は50%から60%までに調整したいものです。

12月29日


受診までの応急処置;せき 日刊ゲンダイ

日刊ゲンダイにて、セキが生じた際、受診までの応急処置に関して、コメントさせて頂きました。
ハチミツ、コーヒー、ブロッコリースプラウトなどが、医学的エビデンスのある、咳止め、気管支拡張薬、抗炎症作用を持っております。民間療法でセキ止めの作用がいわれているものは、多数あるようですが、医学的エビデンスのあるものは限られております。

12月28日

間違いだらけの健康法、正しい健康法 サンデー毎日

サンデー毎日で、間違いだらけの健康法、正しい健康法 の特集にて、コメントさせて頂きました。
コーヒーでの健康データ、スローな運動でのダイエット、1日の食事回数など、健康ネタです。自分の臨床経験というより、医学論文からエビデンスのあるもの、よく患者様に御説明しているものを御紹介させていただきました。

12月27日


喘息と吸入ステロイドの安全性 産経新聞

ごく一部の週刊誌で、喘息治療で最も重要な吸入ステロイドを否定しただけでなく、全ての喘息薬を否定し、水泳だけしていれば治るような記事を発表したために、喘息患者様は悩んで振り回されてしまった方が多くいらっしゃいます。
喘息薬がない時代、吸入ステロイドがない時代は、年間6千人以上の方が喘息で死亡しておりました。喘息の有病率は何倍にも増加したにもかかわらず、喘息死は1500名に減少しております。
これが吸入ステロイドの普及による効果です。吸入ステロイドは、内服や注射と異なり、少量のステロイドでも気道局所に極めて有効です。吸入ですので、全身的な副作用の心配は殆どありません。水泳だけしていたら、喘息死は昭和の時代に戻ってしまいます。

産経新聞が、私とNTT東日本関東病院の放生先生の取材をしてくださり、国際的な標準的な治療をしめしてくださいました。これで多くの患者様が救われると思います。

12月26日


加湿器肺 ウレハダ

ドモホルンリンクルで有名なスキンケアサイトのウレハダから取材をいただき、加湿器肺に関して、
下記のようにコメントさせて頂きました。
 
細菌やカビの温床に!? 「加湿器病」を防ぐ正しいケア&使い方
http://www.urehada.com/20161222/5133/

加湿器は冬の乾燥対策、インフルエンザ・風邪対策に必須のアイテムです。カビをまき散らさないかと心配される方もいらっしゃいますが、毎日水を交換し、塩素入り水道水を使用し、定期的にフィルターも洗って頂けば、カビが問題になることはありません。


先日受診された加湿器肺の患者様は、水の交換が3日おきになってしまい、カビを吸引して、アレルギー性肺炎を発症していらっしゃいました。加湿器肺とは、加湿器の水の交換や清掃を怠って、内部に繁殖したカビを吸引して生じるアレルギー性肺炎です。

こらからの季節、注意しながらも、恐れることなく、御使用頂ければ幸いです。

12月26日

スマホ巻き肩 オレンジページ

オレンジページで、スマホ巻き肩についてコメントさせて頂きました。スマホでの猫背だけでなく、寒さで猫背と姿勢が悪くなる季節です。猫背では深い呼吸はできません。浅い呼吸になると、代謝の低下を生じ、身体の不都合が生じます。
気を付けたい季節です。

12月17日


加湿器肺 フジTV その原因Xにあり

フジTVの新しい医療番組“その原因Xにあり”で、“その咳と痰はカビまみれの加湿器にあり”と加湿器による過敏性肺炎、加湿器肺に関してコメントさせて頂きました。加湿器はどのタイプでも、毎日水を取り替える必要があります。塩素の入る水道水を使用し、ミネラルウォーターを使用してはいけません。
数日前も、水を取り替えないまま使用した加湿器肺の患者様がいらっしゃいました。
冬でもカビに要注意です。

12月16日


インフルエンザ 日本TV スッキリ

日本TV、朝の情報番組のスッキリでインフルエンザに関してコメントさせて頂きました。マイコプラズマもまだまだ流行しておりますが、インフルエンザはまさにこれから流行開始です。本日も寒気とともに発熱したものの、翌日解熱、近医で風邪と診断されましたが、咳がひどく受診された患者様がいらっしゃいます。インフルエンザA型に罹患しており、咳喘息が悪化していらっしゃいました。
年末年始のために、まずはインフルエンザワクチンで予防、その後、流行期には生活習慣からの予防が必要になります。

12月16日

マスクをつけるだけダイエット 扶桑社から12月19日発売です

“マスクをつけるだけダイエット” 扶桑社から12月19日発売です。本日見本を頂きました。
N95 という高性能マスクをして、深い呼吸をし、呼吸筋を鍛えてダイエットにつながるという理論です。以前、同様な高性能マスクでのダイエット成功を取り上げた番組もあるそうで、インターネットでは話題となったようです。
今回は、私も試しました。60.5㎏の体重が2週間で数年ぶりにに57㎏台になりました。高性能マスクに空気抵抗があるため、深い呼吸となって呼吸筋を鍛えることは理論的にわかったおりましたが、体験してみて、マスクをするので間食をせず、またダイエットのモチベーションもあがりました。
また、インフルエンザが心配なこの季節、とても安心して、外来診療できます。
患者様をはじめ、多くの方に試していただきましたが、同様なダイエット体験を教えてくださいました。
御興味のある方は、御一読いただければ幸いです。
宜しくお願い申し上げます。

12月13日

結核&冬バテ TOKYO WALKER yahoo ニュース

TOKYO WALKER に結核と冬バテのお記事を掲載くださり、更にyahoo ニュースでも掲載くださりました。
結核は決して昔の病気ではなく、日本でも年間2万人発症し、2000名なくなっております。世界の3代感染症は、マラリア、HIV,結核です。結核に感染しているのは(発病ではありません)、世界の人口の1/3といわれております。まだまだ大問題であり、他人事ではありません。
また、まさに冬バテ状態になったこの季節、室内外の寒暖差や乾燥などに注意しないと、風邪やインフルエンザ、更に肺炎まで怖くなります。
お忙しいとは存じますが、御一読頂ければ幸いです。

12月12日


長引く咳には要注意 赤ちゃんとママ 増刊

赤ちゃんとママ 増刊の Papa`s clinic で長引く咳に関してコメントさせて頂きました。
咳喘息やCOPD,タバコの話をさせて頂いております。ママだけでなく、パパも赤ちゃんのために健康でいて頂かないといけません。長引く咳は風邪ではありません。放置しないで治して頂くための一助になれば幸いです。また、若い世代ほど、赤ちゃんのためにと禁煙を考えてくださいます。子供への受動喫煙で、小児喘息だけでなく、小児がんや知能指数低下という報告もあります。禁煙のきっかけになって頂ければ幸いです。

12月12日




医療情報の信頼性

インターネットの健康サイトなど、医療情報の信頼性が問題となっております。私もwebの信頼性向上のためにと“いしゃまち”のサイトを監修させて頂いております。またTV、新聞、雑誌から取材を頂くこともございますが、なるべく最新情報をお伝えしようと医学論文を検索して説明しております。

この2週間で、409名の患者様に御協力いただいて、インターネット、新聞、雑誌、TVの医療情報の信頼性に関して、アンケート調査をさせて頂きました。
年代別に差があるものの、新聞やTVの信頼性は高いようです。とはいえ、信用していらっしゃらない患者様もそれなりにいらっしゃるということに驚きました。
若い方ほど、新聞を読まず、高齢者ほどインターネットを使用しないというのは予想通りでした。
各媒体全てにおいて、信用が低いと御指摘される問題的として、発信者が誰か、専門家のコメントか、ということを不安に思っていらっしゃいました。逆に、専門医のコメントなら信用性が高いと思ってくださる傾向です。
医療不信が高まる中、専門医のコメントなら信用するとおっしゃって下さる患者様のためにも、最新のエビデンスに基づいた医療情報をコメントさせて頂くことの重要性を再認識させて頂きました。日常診療で多くの患者様を拝見させて頂くことによる経験、医学論文の検索、および、東京医科歯科大学との共同研究を継続させて頂き、勉強させて頂きます。

12月11日



 
メディア情報の4群をGraph pad prism7の統計ソフトを用いて解析してみました。
75%以上信じるを4点、5074%3点、2549%2点、024%を1点と点数化してみました。
4群比較なので、まず、one way ANOVAで有意差ありを確認して、それぞれ2群比較しました。
2030歳台、4050歳台、60歳以上 どの年齢層でも4群比較で有意差あります。
 
2030歳台、 平均±SEMで記載させて頂きます。
新聞           3.088±0.091
TV              2.942±0.087
インターネット 2.561±0.061
雑誌            2.461±0.085
 
4050歳台、 平均±SEMで記載させて頂きます。
新聞           3.327±0.057
TV              3.022±0.062
インターネット 2.481±0.053
雑誌            2.437±0.062
 
60歳台以上、 平均±SEMで記載させて頂きます。
新聞           3.485±0.057
TV              3.232±0.076
雑誌            2.438±0.093
インターネット 2.260±0.105
新聞、TV、インターネットまたは雑誌の順列が年代の差はあってもでております。
 
新聞は見ない方がやや多いとう問題、インターネットは60歳以上でみない方が多いのは表の通りです。
全てにおいて、誰が情報を発信しているか、ということで信用するか否かというのは、よく理解していらっしゃいます。
DeNAの問題もあり、医療不信、医療情報不信というのは全体的に見受けられると思います。
 
上記、統計分析結果と感想です。
 
 
 
 
 

風邪・インフルエンザ 女性自身

女性自身で冬の感染症である、風邪・インフルエンザをコメントさせて頂きました。ノロウイルスなどの消化器疾患はお世話になっている、おおたけ消化器内科クリニックの大竹真一郎先生がコメント
していらっしゃいました。寒い乾燥する冬の到来で、当クリニックの加湿器もフル稼働で湿度をあげております。ダイソンの加湿器を使用しておりますが、1日2回水を入れないと夜の診療時間までもちません。急に乾燥してきているようです。また風邪契機の咳喘息・喘息発作の患者様も急増しております。つらい冬にならないためにも、御一読頂ければ幸いです。

12月6日


脳死問題の医療監修;橋下羽鳥の道徳塾

TV朝日 橋下羽鳥の道徳塾では様々な問題を扱います。脳死の問題を取り上げてくださり、医療監修させて頂きました。
脳死と判定された場合、延命治療するか否か。
臓器移植を待つ人および家族にとっては、ドナーを待っております。
以前、日本のマフィアが、日本で臓器移植の順番がこないために、高額の資金で、米国で移植したというのが、私がミシガン大学留学中の2008年に問題となり、雑誌TIMEでも掲載されました。
一方で、臓器移植以外に、人工心臓や人口肺が臨床応用できないかとすると、まだまだ難しい問題です。2008年に人工肺で数か月延命できたので、ドナーが現れて、肺移植が成功したという論文がでました。脳死によるドナーが現れるまでのbridge として人工肺が役に立ったというものです。やはり世界各国でドナーは必要なのです。
橋下様も羽鳥様も、最後に御指摘されていたように、街のアンケートでは拮抗しながら延命派が多いという結果も、10年前なら、もっと延命派が多かったと思われます。
日本人も徐々に、脳死を受け入れ、臓器移植で助かる生命に助かってもらいたいと考える人は増加していると思います。

12月5

 

呼吸と息切れ 日本経済新聞

呼吸と息切れ、その対処に関して、日本経済新聞が記事にしてくださいました。呼吸器系は私と昭和大学の本間先生、更に循環器専門医のコメントで構成されております。共通しているのは、人間は息をはかないt吸えない、はくことを意識して深い呼吸をするということです。人間は1日2万回呼吸しております。1回1回の呼吸も未病のためには重要です。

12月3日

過敏性肺炎 週刊文春

週刊文春で過敏性肺炎いついて取り上げてくださいました。過敏性肺炎は、カビは鳥の抗原を吸入して生じるアレルギー性肺炎です。慢性化すると、特発性肺線維症類似の病態となり、難治性となります。東京医科歯科大学時代から、恩師の前教授であり、現、東京医科歯科大学学長の吉澤靖之先生の御指導のもと、研究に参加させて頂きました。カビは以前は夏型過敏性肺炎と夏限定でしたが、住居の気密化で冬でも発症します。鳥は自己の鳥飼育だけでなく、周囲の野鳥や、羽毛布団でも発症、悪化します。原因不明の特発性と診断する前に、鑑別すべき疾患です。

12月2日