脳死問題の医療監修;橋下羽鳥の道徳塾

TV朝日 橋下羽鳥の道徳塾では様々な問題を扱います。脳死の問題を取り上げてくださり、医療監修させて頂きました。
脳死と判定された場合、延命治療するか否か。
臓器移植を待つ人および家族にとっては、ドナーを待っております。
以前、日本のマフィアが、日本で臓器移植の順番がこないために、高額の資金で、米国で移植したというのが、私がミシガン大学留学中の2008年に問題となり、雑誌TIMEでも掲載されました。
一方で、臓器移植以外に、人工心臓や人口肺が臨床応用できないかとすると、まだまだ難しい問題です。2008年に人工肺で数か月延命できたので、ドナーが現れて、肺移植が成功したという論文がでました。脳死によるドナーが現れるまでのbridge として人工肺が役に立ったというものです。やはり世界各国でドナーは必要なのです。
橋下様も羽鳥様も、最後に御指摘されていたように、街のアンケートでは拮抗しながら延命派が多いという結果も、10年前なら、もっと延命派が多かったと思われます。
日本人も徐々に、脳死を受け入れ、臓器移植で助かる生命に助かってもらいたいと考える人は増加していると思います。

12月5