喘息と睡眠時無呼吸症候群

咳を主訴に受診される咳喘息や気管支喘息の患者様が多いのですが、たまにいびきや無呼吸の御相談をいただきます。睡眠時無呼吸症候群は男性の4%、女性の2%は罹患しておりますので、かなりの率で周りにいらっしゃいます。
また夜間に酸素がたりなくなるのですから、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞などの合併症も生じて問題となります。先日も30代で咳を主訴に受診された患者様が、喘息を疑う症状であったため、肺機能検査をしたかったのですが、収縮期血圧が190と高かったため肺機能検査を中止しました。若年性高血圧のために、検査させていただいたところ、睡眠時無呼吸症候群と診断できました。睡眠時無呼吸症候群は社会でも認知されつつありますが、治療されているのは一部の患者様だけかもしれません。

3月4日