百日咳の論文がInternal Medicineに掲載され、オンラインで見て頂くことが可能になりました。
先日、呼吸器学会のガイドライン作成をまとめてくださっている教授と研究会でお会いし、ガイドライン変更を言及してくださいました。当クリニックは長引く咳でお悩みの患者様が多数受診してくださいます。結核や肺がん、肺炎でないことをレントゲンで確かめた後、肺機能、呼気中一酸化窒素濃度(FeNO)、モストグラフ(気道抵抗)などの検査から咳喘息や気管支喘息の診断をさせて頂くことが多いのですが、感染症として、マイコプラズマと百日咳の診断も重要です。マイコプラズマは昨年から咽頭ぬぐい液にて抗原迅速診断が可能になりました。百日咳の診断は血液検査での抗体測定です。国際的にも認められている百日咳の抗体診断の問題点が浮き上がったため、当クリニックの多数例の検討で、論文とさせていただきました。ガイドラインが変更され、より的確な診断が可能になる日も近いと思われます。御一読頂ければ幸いです。
11月27日