誤嚥性肺炎を防ぐために 週刊文春

誤嚥性肺炎を防ぐために、週刊文春でコメントさせて頂きました。

誤嚥性肺炎は飲食物の誤嚥より、夜間寝ている間に、口腔内細菌を含んだ唾液や逆流した胃酸を誤嚥して発症することが多いのです。

対策の一番手としての肺炎球菌ワクチンは13価のプレベナーと23価のニューモバックスがあります。プレベナーは免疫記憶のあるワクチンですべての年代で接種可能となり、私も2020年に接種いたしました。ニューモバックスは5年以上は効果が持続し、65歳、70歳、75歳など5年間隔の年に、生涯で一度だけ自治体の補助を受けられます。

口腔ケアも有効です。口腔内細菌を減少させれば、唾液を誤嚥しても病原性細菌は少なくてすむわけです。

コロナ禍で人と話す機会も減り、電話でなくメールやラインを多用する時代ですが、声を出すことも、喉周囲の筋力低下の予防となります。一人暮らしの方でも音読はお勧めだと考えます。

11月14日