読売新聞 、新型コロナワクチン供給VRSの問題点

読売新聞で、新型コロナワクチン供給の問題点、現状のVRSで余剰ワクチンを推測できないことに関してコメントさせて頂きました。

ワクチン接種を加速してまいりましたが、7月から全国的に急なワクチン不足になってしまいました。当クリニックも6月30日から新規予約中止、7月8日から豊島区全域で集団接種も個別接種も新規予約中止となります。

更に、豊島区を襲った新型コロナワクチン接種問題点、現状のVRSで余剰ワクチンを推測できないことを御説明させて頂きました。大臣は、ワクチン登録システム、VRSで余剰ワクチンを把握して、次の供給量を決めるとおっしゃいます。板橋区在住の方を池袋の当クリニックで接種すると板橋区の実績になり、豊島区のカウントはゼロどころかワクチン接種をしていないあまったワクチンに数えられてしまうようです。自治体で競争しているわけではありません。東京、関東、日本全体で感染収束すればいいのです。厚労省は基礎疾患のある患者は区外の主治医のもとで接種可能ときさいしております。それでも区外の患者様を接種すればするほど、マイナス評価でワクチンが供給されなくなる、大きく間違ったシステムです。

読売新聞の調査でも、約3万人の基礎疾患有する患者様にワクチン接種をさせていただきながらも、余剰ワクチンに計算され、次のワクチン供給は不要と判断されてしまったのです。

厚労省が許可しているので、基礎疾患の患者様が区外から来院、感染収束のためにワクチン接種、当然のことです。池袋というターミナル駅がある池袋では仕事の合間に接種される患者様、仕事帰りに接種される患者様が大勢いらっしゃいます。

板橋区との区境まで徒歩7分ですから、板橋区在住の患者様も大勢いらっしゃいます。

本日、医師会のリモート会議でも議論になりました。かかりつけの基礎疾患の患者様を、板橋区だから接種しない、豊島区だから接種するなど差別できません。


7月14日