長引く咳の患者様の中には、百日咳や百日性感染契機の咳喘息のことがあります。日米ともに、百日咳の診断基準は血液検査での抗体検査です(数年前のLANCETからこの新しい抗体検査がスタンダードになりました)。診療していて、百日咳抗体はなかなか低下しないことが想定されました。東京医科歯科大学の仲間との共同研究で、クリニックのデータを英文にて論文報告とさせていただきました。これを契機に、更なる、百日咳の診断に対する研究がすすめられていただきたいものです。
9月23日
呼吸器科・アレルギー科・内科、池袋大谷クリニック。大谷院長の徒然日記。