TBSの報道番組Nスタにて、寒暖差アレルギーなど寒暖差の病態をコメントさせていただきました。週末から寒さが増して、室内外の寒暖差が大きくなると思われます。
気温が前日から3℃低下すると喘息が悪化することが報告されております。
寒暖差アレルギーとは、花粉症やアレルギー性鼻炎とは異なって、アレルゲンの機序なく、寒暖差にて、自律神経、特に副交感神経の働きによって、鼻汁、鼻閉、くしゃみなどの鼻炎症状が出現します(花粉症のような目のかゆみはありません)。実験データから7℃の寒暖差で鼻炎症状が生じるとする報告があります。
寒暖差が10℃を超すと、自律神経の影響、血管の収縮から、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、狭心症や心筋梗塞などの心疾患のリスクが増加します。
マスクや防寒着などの寒暖差対策が必要になります。
1月7日