喘息とマラソン

喘息の患者様によく運動は何をすればよいかきかれます。運動誘発性喘息といいますが、冷気は気管を敏感にして発作を生じることがあるため、寒い外のジョギングよりは、湿気のあるプールでの運動として水泳などをお勧めしております。一方で、吸入ステロイドを使用して喘息をコントロールし、オリンピックで金メダルを獲得したアスリートもいらしゃいます。スピードスケートの清水選手もその一人です。先日ある喘息患者様に吸入ステロイドでコントロールすれば走れるかもとお話申し上げましたところ、宮古の100kマラソンを走ってきましたと頑張ってくださった患者様が再診してくださいました。ホノルルマラソンを完走してきたという患者様もいらっしゃいます。吸入ステロイドは本当に素晴らしいですが、マラソン完走の患者様には勇気をいただきました。ありがとうございました。

1月22日