昨日、間質性肺炎の患者様をセカンドオピニオンとして拝見させていただきました。間質性肺炎は原因によって、またCTや病理パターンによって治療法が異なりますが、進行性の難病のことが多いので、慎重なる対処が必要です。東京医科歯科大学時代には多くの間質性肺炎の患者様を拝見させていただき、原因究明のために、御自宅にお伺いして、自宅周囲の環境調査もさせていただきました。膠原病やアスベスト、粉じんを吸入する職業で発症することは有名になってきましたが、鳩やインコなどの鳥飼育、自宅周囲の野鳥や羽毛ふとんで発症する患者様もいらっしゃいますので注意が必要です。夏になると、夏型過敏性肺炎といって、住居環境に由来するカビで発症する患者様も多くなりますので要注意です。
5月30日